地表踏査
 
■樋管調査(空洞化調査)

  河川堤防は、線構造の防災構造物であり、その安全性は一連の区間として捉える必要がある。堤防を横断して作られる樋門や水門は、排水や用水確保等の目的の他、堤防としての目的を有するものであり、連続する堤防と同等の機能を確保することが要求される。

一方、樋門や樋管は、基礎地盤が軟弱な箇所に作られることが多く、地盤の沈下が大きい所では函体周辺堤防に空洞化が発生し、洪水時に漏水の発生やパイピング等の原因となり堤防の安全性を脅かすことも少なくない。ひいては、構造物自体に多大な損傷を与える場合もある。
樋門・樋管の空洞化を主とした既往資料の収集整理および現地目視観察調査を実施し、点検対象とした樋門や樋管の重要点検箇所台帳を作成するとともに、各施設の空洞化に対する安全性および構造物の函体損傷について現状の評価を行い、今後の対策検討を整理する。

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重要点検箇所台帳抜粋
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A 変状のスケッチ 変状の記録写真
 
 
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