物理探査および孔内計測
 
■レーダー探査

  本探査装置の構成は、アンテナ部とディスプレイ部からなり、アンテナ部は電磁波の送・受信を行ない、ディスプレイ部では受信した信号を処理表示する。

電磁波をアンテナから地中に向けて発射し、その電磁波が土と異なる物質(たとえば埋設管・空洞等)の境界面で反射され、受信アンテナに到達するまでの時間から、反射物体までの距離を測定し、その反射強度に対応する信号レベルを色変換し、モニタ画面に横軸を水平距離・縦軸を深度として表示している。

探査装置の構成

受信レベルの色調  探査記録例
信号レベル(色調変化) 基本波形と色表示  
地中やコンクリート・樹木の内部に空洞・埋設管・鉄筋などの電気物質の異なる物質があれば強い反射波として受信アンテナが検知し、モニター画像に信号受信レベルの高い色調として表現される。
また、探査表面から深くなるほど反射波は自然減衰するが、電気物質のことなる物質があれば近傍の信号受信レベルより高い色調で表現される。

画像をクリックすると拡大画像が
表示されます。
 
地盤調査ホームへ戻る ページトップへ▲